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2002年12月15日日曜日

ニッサンカップ・準決勝、決勝

朝、バイクで中野五中へ向かう…
寒い…、寒すぎる!
手足の指先が凍りそうになってくる…幸いな事にヘルメットはフルフェイスを使用しているので、大事な(?)顔は守られている…

ようやくの事で、五中に着くと…グランドが凍っているではないか!
子どもの数は…
1・2…、以上!
おい、おい、2人かい!?
子ども達が集まるのを10分程待って、練習開始。
前半は、寒いせいもあって、凍っているグランドはとけずにナイスコンディション!
8:30を過ぎたあたりから、氷が溶け始めて、グランドに水が浮いてくる…
長身の某N川コーチは、ぬかるみに足を取られて、見事転倒!
五中のグランドがこのような状態なので、一抹の不安を抱きながら、朝練終了後、高島平へ向かう。

高島平に到着!
ちょうど、つばさの前の試合(三菱養和ー北前野)が始まったところだ。
グランドは…光ってる!
五中のグランドが凍っているどころの騒ぎではなく、見事に凍っている!
スケート場じゃないっつうの!!
グランドの中央部分は、とけた水が土と仲良く混ざり合い、重く滑りやすい泥へと変化している…
つばさが試合をする頃には、ものすごいグランドコンディションになる事は、容易に想像できた…

つばさでは、ボールを適当に蹴る事を「悪」として指導している。
したがって、「蹴れ!」とか「大きく!」といった類の指示は滅多に出さないのだ…
「蹴れ!」「キック!」ではなく、狙いを持った「パス」「シュート」でなくてはいけない…
「大きく!」ではなく、「正確に」「丁寧に」である。ドライビングコンテストをしているわけではないので…
ドリブルでもパスでもシュートでも良いのだが、そこにはしっかりとした狙いを持つように普段から言っている(つもり)である。
しかしながら、今日のグランド状態は、まともにボールを運ぶ(直線のドリブルをする)事すらままならない…
それどころか、キックさえもまともに出来ない…
今日は、(いつもの)サッカーにならない…気合いと根性の勝負になる!(もちろん、多少のかけひきは必要!)

初戦、準決勝の相手は、中野のWSCレグルス。
先週の会長杯、準決勝でも闘った相手だ。
先週は、4-0で快勝する事が出来たが、今日は全く分からない…
前半は、終始相手陣地でサッカーをするが、これといったチャンスもない…
まったく、思い通りにプレーできない状態に戸惑っているのだろう、全てのプレーが中途半端でおわる。
ハーフタイムに、いつものサッカーは出来ないのだから、頭を切り換える事を指示する。
アバウトなパスでも良いから、相手ディフェンスラインの裏へボールを蹴り込み、プレスを掛ける。
早めにゴール前にボールを集めて、2次攻撃・3次攻撃をねらう。
なんとも、野蛮なサッカースタイルではあるが、致し方ない…

後半立ち上がり、前線からの早いプレスで相手を押し込む…
しかしながら、いつものクセか…相手ディフェンスラインの裏へボールを放り込むという事が出来ない。
後ろ向きになっている味方選手の足元へボールをつけて、攻撃を終えるというパターンに終始する…
半分PK合戦を意識しだした頃、終了3分前にゴール前の混戦から、峻太郎の放ったシュートがコロコロとゴール右隅に吸い込まれる。
この、虎の子の1点を守りきり、何とか決勝へと駒を進めた…

決勝戦の相手は、三菱養和巣鴨。
5月のブロック大会でも、決勝で負けた相手だ。
試合は、0対2で負け。
ディフェンスライン、キーパーがよく頑張り、相手の猛攻を2点で押さえた…というのが正直なところ。
攻撃に関して言えば、ほとんど何もさせてもらえなかったという感じだろう。
個々の選手の能力は養和の方が圧倒的に高かった…うちの選手は、ボールを蹴ってもほとんど飛ばない様な状況で、養和の選手は、見事にボールの芯をとらえて、良いボールを蹴っていたし、ボールを止める技術も見事だった。
何より…その場、その場の状況判断は、養和の選手が2枚も3枚も上だったと言わざるを得ない…

養和の選手は、グランドが悪いなりにも、試合を、局面を有利に運ぶ工夫をしていた。
それに対して、つばさの選手は愚直なまでにコーチに言われた事を(普段言われている事を悪コンディションでも)繰り返していた。
この辺の臨機応変さを何とか身に付けて欲しいと思う。
サッカーは、他人に教わるモノではなく、自分で感じ、考えるモノだと言う事を…

では、今後の課題を…
今日の試合を見て、やはり養和の方が、1ランクも2ランクも上をいっていると思う。
そこをどうするかが、問題となる。
「アイツらうめぇ!」で終わるのは簡単だが、それでは淋しすぎる。
はやり、この力の差をどこかで逆転させなければいけないと思う。
今度の都大会で?
6年の全日本で?
さわやか杯で?
私は、いつでも良いと思う。
仮に、逆転させる事が出来なくても良いと思う。
しかし、それには条件が付く…「力の限り、努力した」と自分で納得できるならである。
更に言うならば、目標は「養和」ではない!
ヴェルディ・ジュニア?
清水FC?
いや、いや…そんなものではなく、自分との闘いである。
他人と比較して、自分を評価するのは簡単だ。
自分の中の、甘い部分・弱い部分を克服し、努力を続ける事が大切な事だと思う。
今日、寒いから外に出たくないなぁ…
オレ、野菜キライだから、食べたくないなぁ…
どうすれば、サッカーが上手くなるか、強い肉体を作れるか、強い精神力を付ける事が出来るか、みんなには分かっているはずだ。
それを、サボることなく続ける事で、自ずと道は開けてくる!

がんばれ!!

2002年12月8日日曜日

会長杯・5年生・準決勝

無失点での優勝!
とてもよく頑張ったと思います。
しかしながら、「勝って兜の緒を締めよ!」あえて、今後の課題を提言したいと思います。

前回の4年生の試合の時にも書いたのですが、「攻撃時にしっかりと味方にボールを繋げる」という点では、まだまだです。
私の考える課題は3つあります。

まず、ボールがしっかり足元に収まらない。簡単に言うと、トラップが上手くできていない。
ボールが足元に収まらないと、顔が上がらない。したがって、周囲の状況を的確につかめない。結果、ミスが増えてしまうという事になります。
実際、今日の試合でボールを持った時に、味方にボールをつないだ(もしくはシュート・センタリングなどで攻撃を終えた)回数よりも、相手に取られた(もしくはパスミス・トラップミスなどでボールがラインを割った)回数の方が多い選手がほとんどだと思います。
もちろん、キックミスやトラップミスなどの技術的な事が原因である事もありましたが、判断ミスがかなりの比重を占めていたように思います。

もう1つは、ボールの置き所が悪いという事です。
トラップする時、ドリブルする時、キック(シュート)する時…
相手から遠い足でボールを持つという事は、練習中何度も言っているので、言われれば「あぁ、そうだな…」と思うかもしれませんが、実際にプレーに出るように、もっと強く意識する事です。
最初は、常に気を付けながらでないと、プレーに表れないかもしれませんが、それを続ける事で、無意識に出来るようになります。

最後は、プレースピードについてです。
サッカーで大切なのは、頭を使う事です!
相手との駆け引きを楽しむ事です!
グランド全体を頭の中に入れて、どこにボールを動かせばチームにとって有利になるか、相手がイヤがるかを考える事です!
そのためには、(ボールを持っている時も、ボールを持っていない時も)周囲の状況を見る事は最低限必要です。
更に言えば、ボールを持った時に精神的・時間的に余裕がないといけません。
ちょっと足を止めて、スピードを落としてみよう!
ほら、周りもちょっと見れるようになったでしょう?
相手の動きも見えて、ウラをとろうというアイディアも浮かんできたんじゃないか?
何より、技術的なミスが減るでしょう!
…スピードを落としたら、取られるんじゃないか?
それは、遠い足で持っていないから!
それは、ボールの動きを止めているから!(ゆっくりでイイから、敵から離れるようにドリブルしながら周りを見る)
スピードに頼る選手は、上手くならないぞ!

つばさには、色々なレベルの選手がいます。
全員に(技術面で)同じ事を要求するつもりはありません。
ただ、現状に満足せずに、常に向上心を持って練習・試合に臨んでもらいたいと思います。
課題は3つ、自分の出来る事から克服していこう!

1・まずは、ボールをしっかり止める(トラップ)
2・常に相手から遠い足でボールをコントロールする
(近い足、身体でブロックすることも考えるとなお良い)
3・周りを「見る!」「考える!」そのため、ちょっとスピードを落とす

がんばれつばさ!

2002年12月1日日曜日

会長杯・4年生

会長杯準決勝、4年生Bチームが鷺宮Bに0-4で敗戦。
3位決定戦は、ジェッツに1-2で敗戦。
この試合では、私の目から見て2つの課題が浮かび上がってきました。

1つは「ボールを奪う」という事が出来なかった。
もう1つは、「奪ったボールを攻撃に繋げる」事が出来なかったという事でしょう。

ルーズボールに対しても、相手がキープしているボールに対しても、もっと強く当たらなければ、勝利を手にするどころか、攻撃さえも出来ません。
「根性論」は好きではありませんが、やはりサッカーに対する、勝利に対する「気持ち」をこのような(ボールを奪う)場面で表に出さなければ、結果はついてこないでしょう。
2試合目の後半は、ちょっと良くなったのですが、エンジンがかかるのが遅い…

また、奪ったボールをしっかり攻撃に繋げる事が出来なかったのですが、こちらは時間をかけて改善していく課題です。
5年生・6年生もここを大きな課題として練習に取り組んでいます。
しかしながら、今の4年生でも出来る範囲でいうと、ボールを持った時に1番にやる事は「顔を上げ、周囲の状況を見る」という事でしょう。
ボールを持った瞬間に、スピードを上げてドリブルをはじめてしまったり、「とりあえず」前へ蹴ってしまう場面が目立ちました。
良い判断をする為に、まずは周囲の(味方選手・相手選手)状況を見よう!
そのためには、もうちょっとスピードを抑えて、顔を上げる事の出来るボールの持ち方(遠い足でボールを持つ・相手から離れるようにドリブルで動く)を覚えよう!

がんばれ4年生!