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2005年9月19日月曜日

ジュニア大会6ブロック予選 まとめ

勝っちゃった!
…また、勝っちゃった!
てな具合で順調に勝ち星を重ね、気付いたらブロック大会のベスト4というところまで駆け上がってきていました。
非常に頑張った子ども達には失礼な話しですが、正直これほどまでの結果を残せるっとは予想していませんでした。

前日の所沢での練習試合。
ブロック大会の準備ということで、相手チームに頼んで組んでもらった試合でしたが、ドッチボール大会やお祭りと重なっていたため、参加人数は8名。
試合内容も次の日に期待を膨らますにはほど遠い内容でした。(集まった人数も人数だから仕方ないのかもしれませんが…)
ところが、フタを開けてみると…
初戦は、先制されたものの、それをひっくり返し2-1で逆転勝ち。
2回戦は、危なげなく6-0で勝ち。
翌日の初戦は、朝練と重なっていたため見れませんでした。
朝練後に試合会場に着くと、ちょうど試合が終わった所で、遠くからつばさの子ども&親の歓喜の声が聞こえ、「あぁ、勝ったんだ!すげぇな…」と思ったのでした。
スコアをきいてまたビックリ!
3-0というのは、危なげなく勝ったということか?
よい意味でコーチの予想を裏切ってくれます…
準々決勝の相手は、向原シャークス(このチームも結構ヤル!)を8-1で撃破してきた王一。
内心、ここまでか…というコーチの予想をまたも裏切り4-0で勝利!
もう何がなんだか分かりません…
このまま勝っていってしまう(?)のか!
3日間のインターバルをおいての4強対決。
1勝でもすれば中央大会に出場できるのですが、結果は惜しくも4位…
ここまで来たのなら…という期待は現実のものとはなりませんでした。
3日間のインターバルで、勢いが消えたしまったのかもしれません。
さて、トーナメント表を見ただけでは「強豪」かと思われるような4年生。
全部の試合を観た訳ではありませんが、ここまでの結果を残せたのは、ディフェンスの力が大きいということを感じました。
それも、チームとして組織的に守ったというよりも数名の「個人」の力に因る所が大きかったと思います。
最終ラインで(イヤイヤながら)賢く相手の攻撃の芽を摘んで回ったコウキや、特に王一戦で身体を張って汚れ仕事をしたタクミ、ポジションなんてお構いなしにボールを追いかけまくったカズマサ…
もちろん、相手がシュートを外しまくってくれたこともありますが、彼等の「影」の仕事が今回の躍進につながったのは間違いないと思っています。
攻撃面では、まぁ4年生ならこんなモンかな…
という感じではありましたが、もう少し賢くプレーして欲しいなぁという思いもありました。
それにしても、よく点数が入った(入ってくれた)なぁ…というのが正直な所です。
それでも、所々で「判断」の伴ったプレーが見れる場面もあり、今後に期待することは出来そうです。
ですが、今回のベスト4は、ハッキリ言って出来すぎの感があります。
準々決勝なんかは「入っちゃった!」「勝っちゃった!」という感じでした。
今のままのサッカーでは、次回も同じような結果を残すことは難しいと思います。
ヘンに天狗にならなずに、「次こそは…」という気持ちを持ち続ければいいのですが…
さて、問題は今回の大会でベンチを温めることの多かった人達です。
別にコーチは、ベンチメンバーが憎くて試合に出さないのではありません。
普段は、練習していなくても、練習を休みがちでも、上手くなる努力をしていなくても、そんなことは関係なしに試合には出場させています。
それは、試合を経験することがサッカーを好きになるためには必要不可欠だと思っているからです。
もちろん、上達するためにも試合経験は必要です。
子ども達には、練習試合はもちろんですが、中野区大会でもほぼ均等に出場機会が与えられています。
しかし、それは「ぬるま湯」であることは間違いありません。
「試合」という晴れの舞台に出るためには、そのための「準備」が必要だということを理解している子どもは少ないでしょう。
でも、小学生の段階では、それも「アリ」なのではないかと自分は考えています。
だからこそ、区大会でも前後半でメンバー総入れ替えのような現象を起こしているのです。
ですが、「ぬるま湯」にばかり漬かっていては、一番大切な「精神的」な成長は望めません。
時には悔しい思いをすることも必要だと思います。
だから、年に1~2回のブロック大会はその時点のベストメンバーでいくということにしています。
そういう説明は、事前に子ども達にもしてあります。
ところが、実際に自分が出れないと分かると、「オレにはまだまだ力が足りないんだ…もっと頑張ろう!」なんて(大人の望み通りに)思う子はあまりいません。
「ねぇ、コーチ…オレ、出してよぉ~!」「オレ、今日ぜんぜん試合に出てないんだけど…」と甘えながらアピールしてきます。
「ぬるま湯」から「熱湯?」や「水風呂?」に移すのは、子ども達にとって効果があるのかどうかは分かりませんが、その意図を少しでも理解してくれればいいなぁというのが正直な気持ちです。
勘違いして欲しくないのは、自分は大会で「結果」を残すことに関しては拘っていません。
(『結果』を残すための出来る限りの努力はします…当然ですが)
ブロック大会だけベストメンバーでいくのは、少しでもよい「結果」を残すためではないのです。
他のチームのコーチから「強いですねぇ…」と褒められても、自分はちっとも嬉しくありません。
それよりも、「良いサッカーをするチームですね」とか「良い選手がたくさんいますね」と言われたいのです。
小学生は「個人」を伸ばす事をターゲットにするべきだと思っていますから。
その上で「みんな楽しそうにサッカーしている」とか「明るいチーム」と言われれば最高です。
さて、ブロックでベスト4という「結果」を残した4年生。
このような「結果」を出すということは、簡単なことではありません。
今後のサッカーに「自信」を持って取り組むことが出来ると思います。
ベンチメンバーとスタメンとの間に温度差はないと思いますが、チーム一丸となって突き進んで欲しいと思います。
「仲間」や「チーム」を大切にする事も、「個人」の成長には欠かすことが出来ません。
前進あるのみ!

2005年9月10日土曜日

さわやか杯 6ブロック予選・2回戦

初戦を9-0と大勝した、つばさ6年生。
次戦の相手はリオFC。
春の5年生大会で対戦した時には、リオの各選手の能力の高さを痛感しました。
そこを「気合い」で補い、接戦に持ち込んだ5年生でしたが、やはり個々の技術・戦術の差を埋めないことにはと再認識させられもしました。
対する6年生は、1回戦で見せたような丁寧なサッカーをすることが出来ます。
そこが5年生とは違う所ですが、さてどうなるでしょうか…

水曜日の練習は、突発的な豪雨で中止…
金曜日の練習で6年生に言ったことは、「ボール際で根性見せろ!」「身体を張れ!」「でも、ボールを持ったら落ち着いて」ということで、いつもと変わりはないのですが、この日の練習は「身体を張る」「身体を入れる」ということに終始しました。
どちらかというと、おっとりとした性格の子が多い6年生ですが、意識の中に「戦闘」という事が少しでも入ればよいのですが…
試合は、立ち上がりからつばさがボールを支配し、回す展開となりました。
思っていたよりも「デキル!」という印象でした。
とはいっても、「逃げ」の回すパス回しはなんとか出来るものの、その目的である「くずし」の場面にはほとんどお目にかかることが出来ませんでした。
しかし、その数少ないチャンスを琢人が見事にゴールに結びつけ、貴重な先取点を手に入れました。
ところが、試合が進むにつれて、試合開始時のような丁寧なボール回しはすっかり影を潜めてしまいます。
なによりも、中盤でのルーズボールを全く拾えません。
以前、何処かにも書いたと思いますが、ルーズボールを制するものは試合を制するのです。
ここで全くボールを奪うことが出来なければ、相手の攻撃を受けるのみとなります。
5年生が春の大会でゲームの主導権を握ることが出来たのは、ここを死守したからです。
また、そんな流れを感じ取ってか、たまに奪ったルーズボールも攻撃を急ぐあまりにすぐに奪われてしまい、結局は防戦一方の試合展開となってしまいました。
その後、2点を奪われ結局は1-2で敗戦。
点差こそ接戦ではありましたが、実際に試合を観た人は、よくこの点差におさまったと感じたのではないでしょうか?
今回感じた課題は、「ボールを奪う激しさ」「逃げる時はしっかり逃げるという意識」「逃げながらタテを伺うしたたかさ」です。
サッカーは精神的な成長も大いに関係します。
徐々に頭を使ってサッカーすることが出来るようになる、これからの時期は急激な成長を期待することが出来ます。
つばさのサッカーは残り半年、出来る限りのことをしましょう!

2005年9月3日土曜日

さわやか杯 6ブロック予選・1回戦

秋のブロック大会、さわやか杯の初戦はシードというか、ひとつ大きな山に入りました。
ということで、初戦は1回戦を勝ち上がってきた相手ということになります。
その試合を見ることで、ある程度の対策を立てることが出来るというのは、精神的に余裕を与えてくれます。
ということで、9:00キックオフの第1試合を偵察(というほどのモノでもないんですけど…)に行きました。

8:50頃に、☆コーチから「今どこですか?始まる気配がないんですけど…」という電話が入る。
「早く来いよ!コラァ!」という☆の心の声をビシビシと感じながらも、その時は北赤羽付近にいたので「もうすぐ着くよ!」と返答し会場へ向かう。
5分前に板橋荒川の土手に到着。
そこには、☆コーチとS様。
そして、空っぽのグランド…
「ん?おかしいな…」とトーナメント表を確認すると、第1試合は9:30キックオフでした…
30分早く来ちゃったって事ですね…
まぁ、遅いよりはイイでしょ!と必死に自分に言い聞かせ、その場を取り繕う。
暑いですね…
でも、オレのせいじゃないよ、この天気は…

試合は、予定通り9:30キックオフ。
MSCが終始ボールをキープし、試合をコントロール。
丁寧なサッカーをするチームだという印象を受けました。
対する滝野川は、前線に運動能力の高そうな動きをする選手が数名いるものの、攻撃の形をうまく作れていませんでした。
しかしながら、数少ないチャンスを確実にモノにし、1-0で滝野川が勝ち上がりました。
どちらのチームの方が戦い易いというようなことはなかったので、注意すべき選手を再確認して子ども達の到着を待ちました。

さて、子ども達は到着しました。
…が、河川敷ということもあり、子ども達の遊び心を刺激するモノが沢山あります。
しばらくは土手の上から子ども達の様子を眺めていましたが、水たまり(?)にしゃがみ込んでなにやらごそごそやっています…
最初のうち、人数は2~3人ていどでしたが、一人増え、二人増え…最終的には10名以上(ほぼ全員!?)で1カ所にしゃがみ込んでなにやらつついているという、試合前の選手達とは思えない微笑ましい光景を見せてくれると同時に、大きな不安を抱かせる6年生達でした…

しかしながら、試合の方は9-0の大勝。
1~2度、危ない場面はありましたが、終始ゲームをコントロールすることが出来ました。
内容を見ても、丁寧につなぎながら攻撃を組み立てるという意識が伝わってきました。
「くずし」ということに関しては、まだまだな所がありますが、悪くないゲーム内容だったと思います。
しかし、細かい所を見ていくと、ボールの置き所や持ち方、身体の使い方、ボールがない時のポジショニングなど課題は山積しています。

9点という大量得点も、全てが狙い通りのゴールだったのではなく、ベンチ頭を抱えながら苦笑いするしかないような、ちょっと恥ずかしいゴールも沢山ありました。
次戦のリオに勝つためというよりも、サッカー選手として、チームとしてさらに成長するためには、この大勝に自信を付けるのと同時に、自分の課題を再認識して欲しいと思います。