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2009年5月10日日曜日

6年生教育リーグ

ビックリするような暑さの中、区大会の開会式と6年生のオープニングゲームが行われました。
開会式で体調を崩したり、ハーフタイムには「寒い…」とつぶやいたり、ミーティング中に生あくびをしたりといった子が多発するという、ナイスな状況での試合となりました。

猛暑の中で行われたAチームは、アンラッキーな1点と、パスミスの自滅による失点で0-2の負け。
2点は取られすぎですが、小学生の8人制での失点は、ある程度仕方がないモノと思っています。
問題は、得点が「ゼロ」であるという事。
この日は何よりも、タテにボールが入りませんでした。
暑さにやられてしまって、パスを受ける動きが少なくなっていたのかもしれません。
暑いのは仕方がないのですが、暑いなりにもう少しパスコースを作らなければ、ボールを奪われてしまいます。
ボールを奪われるという事は、相手が攻撃するという事で、こちらはディフェンスに回らなければいけなくなります。
ディフェンスとオフェンスでは、疲れ方が全く違います。
特にこの日のように暑い日には、攻撃(ボールをキープ)し続けるくらいの意識が必要だったと思います。
やや暑さがやわらいできた時間に行われたBチームの試合は、沢山のチャンスとゴールを奪う事が出来ました。
中でも光ったのは、ユウヤ、ユウキのプレーでした。
決してスピードがあるタイプではないのですが、自分のリズムを崩さずに正確なプレーをする事で決定的な場面を何度か作りました。
サッカーはスピードよりも、リズムやタイミングが大切だという事だと思います。
パスのタイミングで欲張ってドリブルをし続けてしまったり、シュートのタイミングはないのに強引にシュートを打つという事を続けていると、徐々にプレーのリズムが崩れてきます。
それがチーム全体のリズムをくずす事にもなりかねません。
相手との力量の差、点差、残り時間、ピッチの位置、スペースや選手のバランスなどから、もっとも良いと思われるプレーを瞬時に判断しなければいけません。
難しい事ですが、そこがサッカーの魅力でもあります。
自分のやりたいプレーをする時期から、良い選手としての「判断」を要求される時期に移行していきたいものです。

2009年5月9日土曜日

5年生ブロック大会

6年生に続き、GW中に5年生もブロック大会に突入しました。
ブロック大会は選手枠の関係もあり、全員が試合に出られないのですが、仮に全員が試合に出られる人数であっても、試合に出られる子、出られない子を作為的に作り出すという、単なる試合ではないという意味合いも含まれています。
今回は、リフティングとその他の要素を総合的に考えてメンバーを組みました。

リフティングに関しては、ここ1ヶ月の間で100回オーバーの子ども達が増えてきたのは嬉しい事ですが、厳しい言い方をすると「今頃かよ…」という気もします。
リフティングの100回越えに才能は必要ありません。
ボールをどれだけ触ったかどうかです。
それが回数として現れるだけなのです。
もちろん、回数の増え方に個人差はあります。
しかし、真剣にボールを向き合う時間を作れば、100回を越える事は難しい事ではありません。
たまに、こんな事を聞かれます。
「上手くできなんだけど、どうすれば上手くできるかな?」
リフティングに限らず、練習方法に特効薬はありません。
もちろん、コツというか理屈というか、知っておいた方が良いというレベルのモノはあります。
リフティングに関していえば、「リズム」「ボールの中心」「足のミートポイント」等々…
とはいっても、こういった事は繰り返しボールを触っていく中で、自分で掴んでいくモノです。
そして、そうする事で他のモノに応用する事が出来るようになるのです。
よく「リフティングが出来ても、試合中にはリフティングをするような場面はないから意味がない。」という様な事を言う人がいます。
それはある意味(試合中にリフティングする場面は『ほとんど』無い)では正解かもしれませんが、リフティングで得られるのはリフティングが上手くなるだけではありません。
リフティングとドリブル、トラップ、キックなどの要素は、お互いに切っても切れない関係なのです。
リフティングの回数が増えてくると、トラップやキックが上手くなってきたり、ボールを持った時のバランスが良くなってくるのは、当然の事です。
また、上達度が「回数」として目に見える形で分かるので、自信にもなります。
そして、この自信がとても大切なのです。
また、「練習すれば上手くなる!」という事を実感できる事は非常に大きな財産にもなります。
今回、リフティングで100回を越えていないのにもかかわらず、試合に出した子が2人います。(そのうちの1人は2試合目までに100回を越えました)
その理由は、子ども達全員の前でも説明しました。
こちらの期待の現れでもあり、コーチが何を要求しているのかのメッセージでもあります。
子ども達全員に発したメッセージのつもりですので、これからの変化に期待したいと思います。
さて、試合の方は3試合ともに「う~ん…」という感じでした。
その理由は、ボールに対して「奪ってやる!」「やらせないぞ!」という「気持ち」「プライド」が感じられなかった点。
そして、ゴールに向かう姿勢が足りなかったという2点です。
もっとイケイケなカラーの学年だと思っていただけに、「あれ?」と感じつつも、コーチとしての舵取りにミスがあったのかもしれません。
サッカーはプレーする方も、コーチする方も難しいモノです…