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2004年11月28日日曜日

会長杯・4年生

つばさ同士のガチンコ対決。
自分の記憶では、初めてだと思います。
ちょっと楽しみな気持ちもあるのですが、どちらかが勝ち上がる代わりに、どちらかは必ず敗退してしまうのです。
試合中は、ちょっと複雑な気持ちで観戦していました。

さて、結果の方は4-3でBチームが勝ちました。
テクニックや試合運びをチーム全体で考えるとAチームにやや分があるかなとも思いましたが、Bチームの方も決して負けていませんでした。
両チームとも、持ち味を出せた試合だったとは思います。
試合後は、何とも後味が悪い感じでしたけど…

その後、Bチームは谷戸キッカーズAに0-4で敗れ、28日の3位決定戦に進みましたが、そこでもジェッツAに0-3と負けてしまいました。

結局、ベスト8と敢闘賞という事になりましたが、ここ数試合を通して子ども達が何かを感じ取ってくれていればと思います。
もちろん、優勝するに越した事はないし、そうなってくれれば嬉しいのですが、何よりも選手「個人」の能力を上げる事が優先される時期だと思います。
例えチームが優勝しても、「ふ~ん…、で、お前はサッカー上手いの?」と聞かれた時に、「(同じチームの)アイツとアイツは上手いよ!」では困ります。
つばさの子ども達には、サッカーを愛し、長く関わって欲しいのですから、長い目で見て今回の大会が子ども達の糧になった事を切に願います。

さて、この大会を通じて自分が感じた事は「メンタル」の要素です。
しつこいくらいに書いていますが、自分は「根性論」は好きではありません。
しかし、ここで言う「根性論」とは、「技術」や「戦術」を無視した「根性」が全てを支配する様な考え方です。
負けたのは気合いが足りなかったからとか、勝ったのは気合いが入っていたからといった事だけを論じる事には抵抗を感じるのです。
しかし、同じように「気持ち」や「気迫」、「意地」や「プライド」を無視して「技術」や「戦術」のみを語る事は出来ないと思います。

11月14日の「ひとり言」にも書きましたが、「闘う気持ち」というモノは選手にとって備わっていなければならない最低限のモノだと思います。
逆の言い方をすると、その「気持ち」だけをほめられるという事は「技術」や「戦術」に見るべきモノがないという事。
また、「気持ち」が足りないと言われている選手は、高い技術や戦術眼を持っていたとしても、選手として成長するのには決定的に欠落している部分があると考えます。

試合の最後にBチームの子ども達には言いました。
「もっと激しく!」とか「強くボールを取りに行け!」とコーチに言われている間は、選手としてチームとしては、まだまだだという事。
相手ボールに対して厳しく強くなんて事は当たり前になってもらわないと困る。
その上で、ボールの持ち方やパスのタイミング、ボールを受ける時に気をつける事などのアドバイスが増える様にならなければならないと…

「メンタル」はもちろん、「技術」「戦術」面でも多くの課題が見られた大会になりました。
この課題、問題点を子ども達も同じように感じていてくれればいいのですが…
選手とコーチの意図が一致した時こそ、チームが飛躍的に成長する時だと思います。
コーチ歴は長いのですが、模索の日々は続きます。

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