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2006年5月3日水曜日

5年生大会・1~2回戦

30日は、試合後の6年生に説教をしていた事もあって、試合はほとんど見ていませんでした。
3日は、五中の朝練後、GWに異常発生しウジャウジャいる白バイに気をつけながら試合会場に到着すると、試合はもう始まっていました。
ということで、両日ともしっかりと見たとはいえないのですが、一番強く感じたことは「勝負強い」という事です。

サッカーには「判断力」や「駆け引き」が必要だとここまで書いてきました。
自分はそれらが欠落しているサッカーはサッカーとは認めたくありません。
単なる「タマ蹴り」と「サッカー」との間には決定的な違いがあるのです。
さて、ここまでを読んで察しのいい人なら分かると思いますが、現在の5年生のサッカーには「判断力」や「駆け引き」は殆どありません。(誤解を恐れずに言い切ってしまいました…)
パスのようなアバウトなキック。
パスのようなならまだしも、誰もいないところに意味不明のキック。(クリアではなく、余裕があったというところが悲しい)
闇雲にスピードを上げるドリブル。
時折、「うん、そうだ!」というようなプレーもありますが、そんな事はごく希です。
それでも、ゲームの流れの中(コーナー2本という噂もありますが…)でゴールを奪えるあたりが6年生と違って「勝負強い」と感じさせられるのです。
パスとは思えないようなキックが、逆サイドの選手に渡り、ビッグチャンスを演出…とてつもなく広い視野を持っている選手かのように感じさせてしまうようなプレーも何回かありました。
でも、それは「たまたま」できたチャンスで、自分達で「創り出した」のではないのです。
そして極めつけは「入っちゃった!」と思わずこぼしてしまうような、ミラクルなシュート。
「狙い通り」ではないのは間違いないと思いますが、そこには「勢い」がありました。
現在は、およそ「頭を使った」プレーが全くといっていいほど感じさせられない5年生ですが、堅いディフェンスと勢いを武器に「勝負強さ」を存分に発揮しています。
手遅れにならないうちに、手術を断行した方がいいという気もしますが、コーチが「アレはダメ!」「これもダメ!」と規制してしまうのではなく、ある程度自由にやらせている中から、良いプレーだけを拾って褒めていけば、悪いプレーは自然淘汰されていくのかもしれません。
しかし、一番恐いのは、適当なサッカーでも「結果」を出してしまう事で、それを認めてしまい、受け入れてしまう事です。
「とにかくゴール方向に蹴り込んでおけばチャンスが出来る。」
「苦しくなったらシュート!」
というのが身体に染み込んでしまったら、それを修正するのはなかなか大変です。
現在の「勢い」「勝負強さ」を失うことなく、「質」の向上を目指したいモノです。

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