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2008年6月8日日曜日

中野区春季大会・6年生

それなりにボールをつなげるようになってきた6年生。
今はつないでいる「だけ」で、パスに「狙い」や「メッセージ」を見いだすことは難しい状況ですが、着々と地盤は固まってきたという感じがします。
しかし、つないでいる「だけ」と書きましたが、実はここまでたどり着くのも非常に難しいのです。

今日の試合(江古田戦しか見ていません)でも、しっかりとボールをコントロールして、顔を上げて…というプレーが目立ちました。
もちろん、完璧ではありませんし、中にはボールをコントロールするまでに、バタバタとしてしまう選手もいます。
でも、ボールをうまくコントロール出来ないからといって、テキトーに、ただ蹴るだけというプレーがほとんど見られなかったのは良かったのではないでしょうか。
まぁ、そのために自らピンチを招くことも多々あるのですが…
さて、冒頭にも書きましたが、現段階はあくまでも地盤を固めだしたという時期でしかありません。
厳しいことをいうと、全体にのっそりした感じがして、「ここぞ!」という場面で瞬間的にスピードを上げる、という「変化」が見られません。
スピードというのは、ドリブルのスピードではなく(それも含まれますが)パスのリズムをあげるということです。
攻撃の組み立てをザックリ分類すると、つなぎ(組み立て)→くずし→フィニッシュとなります。
つなぎの段階では、ゆっくり、いや、ゆったりしたリズムで構わないと思います。
しかし、「くずし」の態勢に入ったら、ダイレクトやツータッチでたたみ掛けるようなパス回しが必要です。
「くずし」の段階でものんびりしていたら、フィニッシュに持っていくことは出来ません。
何度かあったワン・ツーやダイレクトでのパス交換が狙った時に出るようになると、一皮むける気がします。
この日の試合でのダイレクトは偶然が重なっただけという場面も何度かありました。
(ボール周辺の)何人かの選手達が「狙い」を持ってリズムを変える「しかけ」が出来るようになれば、プレーしている選手達も、よりサッカーが楽しくなるでしょう。
最近の流行り言葉では「連動」というのでしょうが、自分はこの言葉に「オートマチック」「機械的」というイメージを持ってしまうので、どうも好きになれません。
個々の選手が次のプレーを予測しながら「くずし」のイメージを持ち続ければ、コンビネーションなんてものは自然と生まれてくるものだと思います。
ということで、そろそろ個人のサッカーからグループでのサッカーへ移行する時期に来たようです。
6年生の終わり頃には、グループからチームへの移行までいければ良いのですが、とりあえずは6月から「ワン・ツー」キャンペーンを発動して、2~3人での局面打開のイメージをつかませたいと思います。

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