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2003年5月11日日曜日

中野区春季大会・3年生

例年だと、春季大会に3年生の部は無かったのですが、今年度はライオンズカップ(区リーグ)と合併する事になったので、2年生以上の全学年が春季大会に参加する事になりました。

さて、低学年(どこまでを低学年と呼ぶかは定かではないが…)における試合の目的…技術的なテーマよりも、試合を楽しむという事や、勝負に対する拘りを持つ事、更には「公式戦」という場を経験する事でサッカーに対するモチベーションに変化を期待するといった所でしょうか。
もちろん、技術的なテーマも子ども達には与えますが、3年生や4年生の年代で、ボール1個で11対11の試合をする事にそれほど意味があるとは思えないのです。

・ゴールキックが飛ばない為に、相手のコーナーキックよりもピンチになってしまう…
・ボールの周りには20名のフィールドプレーヤーが群がる為、ほとんどまともなプレーが出来ない…

もちろん、そういった状況でも群がる集団の中からドリブルで抜け出して欲しいのですが、そういったプレーが出来るのは、ごく一部の子に限られてしまうのではないでしょうか?
少年期のサッカーを将来の為の基礎作りとして捉えるのであれば、低学年のサッカーにおいては、なおさら「実戦」の場で実際にボールをプレーする時間を多く与えたいものです。
2年生大会は8人制で行っていますが、ミニゴールを使った5人制くらいでも良いと思いますし、3・4年生に関しても5~8人制ですら良いと思っています。
更に言えば、5・6年生の試合でさえ、中野区のグランドの大きさを考えると、11人制の試合には無理があると思います。

と、話が横道に逸れましたが…(『ひとり言』なんだから別にイイのか?)
ということで、3年生の試合前には以下の事を課題として話しました。
1.ベンチにいる選手も含めて、全員が「勝つ!」という気持ちを強く持ち、その気持ちをプレーに表す(ルーズボールは必ずとる。ボールをとられたら、必ずとりかえす…等)こと。
2.ボールを持ったらメチャ蹴りはしないこと、キックをする時はシュートかパスの時だけで、それ以外は『上手い』ドリブルをする事!
3.『上手い』ドリブルをする為には、まず周りを見て、ドリブルするコースを考える事。さらに、いつでも相手のディフェンスをかわせるようにボールが足元から離れないようにスピードをコントロールする事。

ゲームを終えての感想は…ドリブルに関しては、まだまだがむしゃらに突っ込むドリブルが目立ちました。
高学年になっても同じなのですが、やはりグランドを「見る」ことは非常に大切です。
その上で、どこにボールを運べばいいのかを「判断」するのです。
「パス」か「ドリブル」かの違いだけで、そこには6年生と3年生でも、それほど大きな違いはありません。

また、スピードをコントロールする事も、非常に大切です。
高学年ならば、「タテ」への攻撃を仕掛けるのかどうかの判断が重要ですが、同じように常にトップスピードでのドリブルではボールを失う事が多すぎます。
「とられないように逃げるドリブル」と「タテへの突破のドリブル」を使い分けられるようになると嬉しいのですが…

もうひとつ、精神面での「試合=闘い」という事に関しては、例年と比べると頑張っていたと思います。
「もっとボールをとりに行かないと…」と感じる事が少なかったのは、最近では珍しいと思います。

精神面・技術面ともに、合格点をあげられる試合だったと思いますが、満足するのではなく、更に上を目指して欲しいものです。
まだまだ、上達する可能性はあると思います。
がんばれ!!

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